2024/11/18
秋のスポーツ・レクリエーション
刻露清秀・秋日和と名のつくほどの上天気
小春日和に七五三、天高く馬肥ゆる秋、一年で最も過ごしやすい秋本番のはずですが、地球温暖化の影響か、はたまたラニーニャ現象の影響か、夏台風のような進路で大型台風が接近したり、不順な天候が続いていた奈良大和路ですが、ようやく晴れ渡った、11月8日は大阪難波千日前のラウンドワンで秋のスポーツ・レクリエーションを楽しみました。
本日の行程は近鉄大和高田駅を出発し、大阪上本町駅で大阪線から難波線に乗り換えて、大阪難波駅着、なんばウォークのショッピングストリートを抜けて現地集合の予定です。学校行事の目的の一つは土地勘や地理感覚を自然に身に着けてもらうことにありますので、学院の学校行事で公共交通機関を使う場合は現地集合、現地解散を原則にしています。
百聞は一見に如かず・土地勘も大切な学習
現在の学院は生徒数も増え、通学圏は大阪府、京都府、奈良県、三重県、和歌山県の近畿二府三県に広がり、地元奈良県では南部の山間地を除く、ほぼ全ての市町村に生徒たちが散在しています。五條市の生徒たちは五條駅から橋本駅までJR和歌山線を利用し、南海高野線で南海難波駅に到着、生駒市の生徒は近鉄奈良線を利用して大阪難波駅で合流です。
鶴橋駅の方が乗り換えには便利ですが、大和八木駅で予め乗車する生徒や五位堂駅、河内国分駅で途中乗車する生徒もいますので、人数確認は大阪線の終着駅である上本町駅の方が都合がよいのです。特に帰路は奈良県を横断して宇陀市の榛原駅や吉野の大淀町まで帰る生徒もおり、歩き疲れて絶対に座りたい!時に始発駅の上本町駅はありがたい存在です。
ゆっくり奈良県民には複雑怪奇な都市鉄道
上本町駅では志摩スペイン村パルケエスパーニャの大きな看板が目に留まりました。バブル経済華やかなりし頃、日本各地に建設された大型テーマパークも、バブル崩壊やリーマンショック、続く新型コロナウイルス感染症流行のトリプルパンチにより、閉鎖や倒産が相次ぎ、志摩スペイン村も『空いていること』をPRせざるを得ない苦境に見舞われます。
しかし、そこは不可能と思われていた、生駒山の断層地帯を貫くトンネルを開削し、奈良線を繁盛路線に仕立てた近畿日本鉄道グループのこと、空いていることを逆手に取って『スペイン人ともお近づきになり放題』『どこぞの施設ではありえない』と刺激的なキャッチコピーを打ち上げ、人気Vtuber周央サンゴさんとのコラボで来場者数もV字回復は流石です。
古き良き大阪の風情・法善寺と水掛不動尊
ここで本日の目的地、大阪難波千日前の紹介です。古代には飛鳥の都の外港として難波津や難波宮が置かれたこの地域も、江戸時代初期には墓地や刑場が点在する荒涼とした風景が広がっていました。そこに葬られた寄る辺ない人々の供養のため、京都宇治から移転した浄土宗天龍山法善寺で、千日間の念仏回向が行われたのが地名の由来とされています。
江戸時代後期には法善寺の門前に後に法善寺横丁となる門前町が形成され、天保の改革で歌舞伎や人形浄瑠璃の役者や芸人の居住区に指定された歴史もあり、芝居小屋が建ち並び、道頓堀と肩を並べる娯楽の街へと発展します。さらに明治に入ると現在の南海電鉄難波駅が開業したことで街は一気に活性化、大阪キタと並ぶミナミの繁華街として現在に至ります。
令和の高校生にも人気のアーケードゲーム
いつも気がもめる現地集合ですが、文字通り四方八方から集まる生徒たちも、後期になると手慣れたもので余裕の集合、予定通りの入場です。ラウンドワンは全国展開しているアミューズメント施設ですが、ミナミの繫華街にある千日前店は、アミューズメント施設激戦区だけあって、七階建てのビル一棟を使った大規模施設、やはり奈良店は少し見劣りします。
七階はバッティング、六階はこだまするほどの絶叫が鳴り響いていたローラースケート、五階はバレーボールやバスケットボールなど各種球技、三・四階にはダーツやビリヤードと昔懐かしい昭和平成のアーケードゲームも並んでいて、これが令和の女子高校生たちに大人気、昭和平成時代は男子中高生のたまり場的存在だったゲーセンのパンチングマシーンやシューティングゲームに女子が列を作るのもこれまた一興、楽しいミナミの一日でした。思いっきり『どついて』ください!
学校行事・学習活動リンク集
エンターテインメント・ラウンドワン公式
関西私鉄の雄・近畿日本鉄道ホームページ
インスタ映え志摩スペイン村オフィシャル
人情のあかり・水掛不動尊の法善寺サイト
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